先輩の声

日々、数十点の金型部品の製作が脈々と進む現場、機械加工部門＿＿整然とした進捗管理そのことが金型業を円滑に進める決め手と言って過言ではありません。
金型製作の工程流しには主として、型設計したばかりの新作部品と仕掛り中（製作済みの調整、改造）部品の二通りあり、更に加えて、自社
実績型のスペア部品、緊急を要する修理対応部品も時を選ばず発生します。
これらを上手く日程管理するために、我々は数年掛けて自社開発した「IoTツール」で製作多工程間の「視える化」を絶えず行なっており、その運用がまさに、常時15社前後ある顧客皆様からの絶大なる信頼と安定した品質保持、確固たる納期遵守へ十二分に応えていく証（あかし）となります。

幼いころからプラモデル作成など物を組み立てることが大好きでしたので、自分の好きなことなら長く仕事を続けられると思い入社しました。
小さい部品や細かい部品を扱う時は加工しにくいですし、機械の精度やそり具合で一定に加工するのが難しいときもありますが、それだけにきれいにできたり早くできたりなど金型が出来上がる工程にやりがいを感じることができます。
金型の組み立て技術だけでなくフォークリフト、ガス溶接、玉掛け、クレーンの資格も取得し自分の仕事の深さ、幅を広げてきましたが、今年の春から組立課のアシスタントマネージャーとなったので、担当の仕事だけでなくグループ全体の取り組みや後輩の育成にも力を注いでいきたいです。

この春、社会人としてのスタートを切り、入社時は様々な仕事に対して不安や戸惑いの毎日でした。しかし、上司や周りの先輩方の指導により、仕事の面でも社会人としても、成長することが出来ました。現場の雰囲気は明るく、分からない事や困った事があると、しっかりサポートしていただけるので、楽しく仕事をすることが出来ています。
車や家電など身近な物の部品を生産するための金型を作ることによって、社会に必要とされている物を作っていると思えることがこの仕事の魅力だと思います。
　現在は主に専属のＯＪＴ指導員から金型設計の技術を学んでいますが、時には、首都圏、関西圏の講習にも参加し3次元ＣＡＤの設計技術を学んでいます。
　まだ勉強中の身ですが、先輩方から多くのことを学ばせてもらい早く自分で金型の設計ができるようになりたいです。

研修中でわからないことだらけですが優しく気さくな人が多く、質問したら丁寧に分かるまでしっかりと教えていただけるので、積極的に質問をしています。
周りには熟練の技術者が大勢いらっしゃるので、皆さんの技術や知識を絶やさぬようしっかりと習得していきたいです。
金型は完成するまで、多くの工程と時間がかかるので、完成したときの達成感はかなりのものだと思いますし、自分の設計した型で作られた製品が売れるのを見たらきっとうれしいと思います。金型設計の技術はすぐに身に付くものではなく、会社の利益にはまだ貢献できていませんが、その達成感や喜びを味わうためにも根気強く勉強し一人前の設計者を目指してがんばっていきたいです。